スキップしてメイン コンテンツに移動

アタカマ砂漠 月の谷へのサイクリング

チリ11日目

サンペドロ・デ・アタカマ最大の目玉と思われる場所
その名も『月の谷』
Valle de la Luna

長い年月をかけて形成された岩肌が
月面の様に見えることからその名がついたと言われている場所

サンペドロ・デ・アタカマの町ではとの
至る所で月の谷へのツアーの看板を見る

ツアー料金を聞いてみたところ
だいたい1人15,000CHP(2,700JPY)

月の谷と同じくよく見かけるのはレンタサイクル
6時間で1人3,500CHP(630JPY)

どうやら月の谷へは自転車でも行けるらしい
距離的にも約16kmくらいと教えてくれた
アップダウンが激しくシンドイらしいが…

これは自転車で行ってみよう

返却が20:30との事なので余裕を持って昼過ぎに借りよう
その前に腹ごしらえと
先日盗まれたレインコートを新調すべくアウトドア用品巡り

この後のボリビアは雨期なのでレインコートがないとキツイだろうと妻のやさしさ

そこで思わず時間をくってしまった

レンタサイクルを借りに行ったのが16時
時間的にもギリギリだから余計にシンドイよ?と言われたが
行くしかないでしょ

サドルがペンペンの自転車を借り、地図で道順を教えてもらって出発

早速問題発生!!

アクシデント1

地図を逆に見ていてまったく逆方向に進む
10分ほどで気づいて来た道を戻る
今度は無料のオフライン地図Maps Meでちゃんと確認しながら進む

アクシデント2

妻の自転車のチェーンがハズレ、なお漕いでしまったため
チェーンがグチャグチャに…
通りすがりの黒人チャリダーに直してもらった
黒人チャリダー曰く
「I never saw this」
※訳 コンナノミタコトナイヨ

無事進路も正し、自転車も直り
気を取り直して進む

アクシデント3

Maps Meに載っている月の谷(Valle de la Luna)が2つある…⁉
もちろん違う方を目指していました…
おかげでかなりの大回り
町から一つ目の目印である看板にたどり着くのに約1時間
タイムロスしまくり(本当は15分くらい)

もう諦めようか悩んだが
どうしても行きたかった気持ちの勝ち
とりあえず行けるとこまで行ってみることに

現在17:00

一つ目の看板から月の谷のチケットカウンターまでは車道なので走りやすい
問題は向かい風
遮るものが何もない砂漠はかなりの強風

17:30
チケットカウンター到着
係員に聞いてみたところ
一番の展望スポットまで直行で1時間くらい
入場料3,000CHP(540JPY)

月の谷のあるこの場所は
洞窟もあり塩の大地もありあたりは絶景ばかり
しかし時間がないので見向きもしません
というかできません

アクシデント4

ペンペンのサドルのおかげでお尻がぶっ壊れた!


チケットブースを過ぎるとそこからは未舗装の悪路
砂地の道に石むき出し
だんだんとサドルに座れなくなり半立漕ぎ状態

一段と強くなる向かい風

そして言ってた通りアップダウンが激しい
というかアップが激し過ぎる

18:15
途中歩きつつどうにか到着
と思いきやここからさらに砂の坂道を歩いて登って行く
もう時間がない…
笑いながらゆっくりと広がりながら歩く南米人
(基本どこでもこのスタイルの南米人)
を無視し無言でガンガン登って行く東洋人

18:30
ようやく到着
そこは別世界が広がっていた


その名の通り月面の様な景色


あぁあそこから転がっていきたい
そのくらい滑らかな砂


ゴツゴツとした岩肌と滑らかな砂の景色は
見たことのない景色だった

奥の方に行けばもっと素晴らしい景色が…
しかし時間がない…

19:00
撤収
急いで帰らねば
しかし30過ぎの体には疲労の色が

尻はぶっ壊れていて涙が出てくるほど痛い…
尻を庇いながらの自転車で持病のヘルニアが悪化
ヘルニアの影響で足が上がらなくなってきた

帰り道に気づいたこと
チケットブースを過ぎてからの悪路
実は緩い登りになっていた
向かい風と登り
そりゃシンドイ訳だ

20:00
緩い下りと追い風のおかげであっという間に町に到着

月の谷に自転車で行く場合

余裕を持った時間割と
レンタサイクルのサドルの確認を!

私はもう月の谷へ自転車では行きたくありません!


チリ12日目

チリを抜けてアルゼンチンへ再入国
バスに乗りプルママルカという町へ
サンペドロ・デ・アタカマ→プルママルカ 約7時間

途中で寝ていたのを起こされて外に出てみると
チリ⇔アルゼンチン間の国境
そこは標高4,000mを越えていた

そんな場所を越えていくなんて知らなくて寝ていた為
呼吸が浅くなったのか少々高山病気味になった
呼吸が浅く息苦しく頭痛とめまいが…

国境を越え徐々に標高が下がり
息苦しくはなくなったが頭痛が残った

途中に塩湖を通り過ぎた

サリーナス・グランデ
というらしい
この辺はホントに塩湖が多いみたいだ


ウユニ塩湖もこんな感じかなと想像しながら

アルゼンチン7日目


instagram⇒kz.photo.travel
にほんブログ村 旅行ブログへ
にほんブログ村


コメント

このブログの人気の投稿

ワラスからチャチャポヤスを目指して 経由地トルヒージョと世界遺産チャンチャン遺跡

ペルー17日目 ワラスから次なる目的地チャチャポヤスを目指して 二夜連続の夜行バス移動 まずは夜行バス(1夜目)でトルヒージョという街まで行く 昼間のうちにトルヒージョからチクラヨという街へ移動 チクラヨから夜行バス(2夜目)でチャチャポヤスへ このルートを選んだ理由はトルヒージョからチャチャポヤスへ 直行ルートだとカハマルカという町を経由していく気がする (カハマルカルートはかなりの悪路らしい) その為一度チクラヨまで行き迂回していくことに しかし、この日程2日目(3月30日)はセマナ・サンタというキリスト教のお祭り ほとんどの人々がお休みの日 バス会社も例外ではなく 当初乗る予定だったバス会社も休み そしてトルヒージョからチクラヨまでのバスが一本もない! 困った… バス会社を手あたり次第聞き込み、ネットでも調べまくった その結果、唯一この日程で移動可能なルートを発見した ワラス→トルヒージョ(夜行) トルヒージョ→チャチャポヤス(夜行) 両ルート共に Movil Bus トルヒージョ→チャチャポヤス間のルートが… カハマルカ経由かどうかわからないのでバス会社の受付に確認したところ 「私は受付なのでわかりません」 はぁ…南米はこんなんばっかだ 自分の仕事以外はわからないで済ます でもこのルートしかこの日程でチャチャポヤスに行けない ガラパゴスへの日程が決まっている為、強行するしかない 覚悟を決めて行くことに決定 せっかくなのでいい席で移動してやる ワラス→トルヒージョ  75PEN(2470JPY) トルヒージョ→チャチャポヤス  95PEN(3130JPY) ペルー18日目 トルヒージョに到着 もともとトランジットのみで寄る予定がなかった街 夜まで時間があるので観光をすることに コロニアル様式の色鮮やかな街並み かなり綺麗な街だ 近くに世界遺産の遺跡があるとの事なので行ってみることに 世界遺産チャンチャン遺跡 あまりにも広大な遺跡で見学できるのは一部のみ 紀元1100年頃からペルー北部に栄えたチムー文化の遺跡...

東と西が交じり合う場所イスタンブール

トルコ2日目 イスタンブールでの滞在時間は 今日と明日の深夜バスが出発する19:00まで あまり時間がない でもブルーモスクもアヤソフィアも 現在(2018/09末)修復中らしい ホントに最後の最後まで修復中の旅 旧コンスタンティノープルという 歴史的に楽しい場所 イスタンブールの観光名所は ヨーロッパ側(西側)の旧市街に集中している まずはその集中している場所を周る 最初は地下宮殿と言われている場所 バシリカ・シスタン 実際は宮殿ではなく地下貯水槽 4世紀にコンスタンティヌスの命によって造られた 巨大な地下貯水槽 奥に歩いていくと 2本の柱の下に2体のメデューサの頭部が 下敷きになっている これは魔力を封じ込めたとか 単なる高さ調整だとか 諸説あり解明されていない アヤソフィア 東ローマ帝国時代(現在の建物は6世紀頃)に キリスト教の教会として建てられたが 15世紀頃オスマン帝国時代に 教会からモスクに改装された経緯がある その為キリスト教とイスラム教が交わった 少し異様な雰囲気のある場所 しかし情報通り 大改修中!! この写真は建物内の右側 写真の写っている範囲のすぐ左から 床から天井まで完璧に覆われていて 全く見る事も出来ないほどの大改修ぶり まぁかろうじて雰囲気は味わえた 続いては公園を挟んで向かいにある スルタン・アフメット・モスク (通称ブルーモスク) こちらも大改修中 世界で唯一6本あるミナレット (お祈りの時間を告げる為の塔)も なんと1本が改修中…というか ない!! まさかの作り直し中? そして ココはモスク イスタンブールのモスクの多くは イスラム教徒でなくても入る事ができる (世界中の多くのモスクは教徒以外は入る事ができない事が多い) しかし肌の露出は厳禁 特に女性 なのでスカーフなどを貸してくれる モスク内部に入場 … この写真の場所以外 天井が全面板で覆われている!! 2mくらい...

トルコの絶景 世界遺産カッパドキア

トルコ3日目 イスタンブールから長距離深夜バスに乗り この旅最後の町 世界遺産カッパドキアのある町 ギョレメに向かう 長距離(深夜)バスに乗るのも 後残すところこの往復の2回 しかし、もう深夜バスでは寝れない… 体が慣れ過ぎたのか拒絶しているのか… まぁそれも後2回 バスまで時間を潰し 19時に旅行会社前にてピックアップ イスタンブールのバスターミナルは 街の中心地から結構離れている 自力で行くのも勿論可能だが 重い荷物を持ってイスタンブールの人だかりを行くのは なかなか骨が折れる なので街の中にある旅行会社でバスチケットを買う すると少し値段は高くなるが バスターミナルまで連れて行ってもらえる その方が遥かに楽なので最後くらい少し贅沢することにした バスは20:30出発 ギョレメ到着は翌8:30 12時間のバス移動 案の定あまり寝れない… この日は日本で言う中秋の名月 バスの車窓からは綺麗な月が見えていた トルコ4日目 定刻通りバスはギョレメに到着 早速この地域らしい奇岩が至る所にある ギョレメ滞在は到着日を含めて3日 この旅も後5日で終わる 宿に荷物を預けに行くと 「今日これからどうする?」 「何かしらのツアーならまだ間に合うよ」 と言ってくれた せっかくなので日中のツアーに参加することにした ギョレメ発の主なツアーは3タイプ レッドツアー グリーンツアー ブルーツアー 他にもホースライディングやバギー、キャメルライドなど 様々なツアーもある その中で1番人気らしい グリーンツアー に参加する事にした 宿の主人が連絡を取ってくれて すぐにピックアップのバンがやって来た まず向かったのは地下都市 デリンクユの地下都市 地下都市の紀元は諸説ある 紀元前15世紀から12世紀にかけて ヒッタイト人により造られた説 紀元前8世紀から7世紀にかけて フリギア人によって造られた説などがある 巨大な地下都市は1世紀から3世紀にかけて 初期のキリスト教徒がイスラム教徒の迫害から 逃れるために住んでいた歴史もある 現在発...