ペルー14日目
首都リマを離れワラスに向かう
やっとペルーも北部に到達だ
朝リマを出るバスのバスターミナルへ向かう
リマは大きなバスターミナルがあるわけではなく
バス会社ごとにターミナルがある
事前にネットで予約しておいたLINEA Busのターミナルへ
リマ→ワラス 8時間 LINEA Bus カマ 1人40PEN(1300JPY)
10:00
リマを出発
LINEAのバスは全面を会社のロゴで覆われていた
その為、窓からの景色はほとんど望めない
(何と言ったらいいのか…無数のドット部分のみ抜けている感じ)
しかしさすがカマシート、快適だ
これでセミカマと10PEN(320JPY)しか金額が変わらない
リマ⇔ワラス間は4,000m級の山を越えていく
リマが海抜300m程なので高山病が心配だ
寝ないように永遠と車内上映される
シルベスター・スタローン主演の名作「ランボー」を観る
ランボーを1~4まで全て観きったのにまだ到着しない
20:30
結局2時間半遅れでワラス到着
天気は雨
そしてかなり気温が低い
真夏のリマから素足サンダルのまま来たのが間違いだった
標高差3,000mの気温差と闘いながら夕食
夜だというのにワラスは治安がよさそうな感じだ
ペルー15日目
ワラス近郊にある遺跡「チャビン・デ・ワンタル」へ日帰り観光
ワラスの街から多数のツアー会社が遺跡へツアーを出しているが
昨晩到着が遅れた為ツアーの手配が間に合わなかったので
自分たちで行くことにした
ちなみにツアー代金は45PEN(1470JPY)が相場らしい
自分たちで行くと最安が24PEN(785JPY)
まずは最寄りのチャビンという村へバスで向かう
Sandovalというバス会社で1人12PEN(393JPY)を確認
しかし、尋ねた時間が微妙だった
先ほどバスは発車したばかりで次のバスは2時間後
仕方なく他のバスを探すがどこも1人25PEN(820JPY)と高い
そこへトランスポートのおっさんが現れ
途中まで2人で10PEN(320JPY)で連れて行ってくれるという
「そこからバスを捕まえた方が安いぞ」
そんなニュアンスで言っていた
おっさんの車に乗り走る事1時間
ペルーはまたしてもすんなりと行かせてはくれなかった
土砂崩れにより道が消失
おっさんも「ここまでだ」といい車を降りる
徒歩で民家の中を抜け反対側へ
そこには無数のコレクティーボが
こういう時の南米の団結力に感心し
チャビンまでの料金を確認
1人15PEN(490JPY)
ここで時間をくっても仕方ないので乗車
2時間後チャビンの村に到着
結局、往路は1人20PEN(655JPY)かかってしまった
時間も4時間ほど…
こういう時ツアーなら楽なのだが…
まぁ楽+拘束+高値を取るか大変+自由+安値を取るかの
論争は永遠に終わらないのが現状
遺跡は村の南の端にあるので昼食を取りながら徒歩で向かう
チャビン・デ・ワンタル
世界遺産として登録されているこの遺跡は
紀元前1200年頃から200年頃にかけて繁栄した
チャビン文化の中心地である宗教的遺跡
インカの遥か以前の遺跡でアンデス文明の初期頃にあたる
大きく分けて3棟の神殿とみられる建物と
それに囲まれた広場などがある
この神殿の一つには大小の石を交互に組み合わせた耐震設計もみられ
先日リマで訪れたワカ・プクヤーナ遺跡などと合わせ
地震多発地帯のこの地は遥か昔から地震多発地帯だったことがわかる
この遺跡の特出すべき点は幾重にも張り巡らされた
迷路上の地下回廊だ
遺跡内には無数に地下への入口が存在している
中に入るとそこはまるで迷路のような回廊
何階層になっているかわからないその空間は不思議で異様でもある
その地下回廊は空気穴や排水用の穴などがあり
当時から特別なものだったことが伺える
そしてその地下回廊を進んでいくと
「ランソン」と呼ばれる高さ4.5mの石柱が姿を現す
このランソンとはスペイン語で大きな槍という意味を持ち
蛇の髪とネコ科の動物の顔という異形の神が彫り込まれている
御神体であったと考えられるこの石柱は
暗闇の中から突如ボーっと現れ
その姿に思わず畏敬の念が湧き上がる
地下空間から出て出口のほうに向かうと
一体の「カベッサ・クラバ」がある
このカベッサ・クラバとは差し込み頭といいう意味で
その名の通り壁に頭が差し込まれている
当時は無数にカベッサ・クラバがあったというが
現在はこの一体が残るのみとなっている
このオリジナルのカベッサ・クラバは
チャビン・デ・ワンタルのシンボルとして親しまれているらしい
村を隔てて遺跡と反対側にミュージアムがあり
そこには発掘によって出土した
たくさんのカベッサ・クラバが展示してあった
一体ずつ顔かたちが違う
この遺跡の名前「チャビン・デ・ワンタル」
聞き覚えのある人もいるかもしれない
1996年12月にペルーの首都リマで起こったテロリストによる
在ペルー日本大使公邸占拠事件
翌年1997年4月にペルー警察突入・人質解放までに
4ヵ月もかかったこの事件
突入作戦に地下トンネルを切削・利用したこともあり
その突入作戦名を「チャビン・デ・ワンタル作戦」と名付けられた
遺跡の発掘・調査支援を行ったのも日本
何かつながりがある遺跡の様に思う
帰りはチャビン村のバスターミナルからバスでワラスへ
復路は途中徒歩をはさみつつ
同じバス会社のバスでワラスへ 1人12PEN(393JPY)
instagram⇒kz.photo.travel
にほんブログ村
気が向いたら左のバナーをポチっと1クリックお願いします♪
コメント
コメントを投稿