メキシコ8日目
オアハカに滞在中
オアハカの周辺にはいくつもの観光スポットがある
各々自力で行くことも可能なのだが
どうやら現地ツアーがかなりお得らしいので
今日はツアーを使ってみることにした
オアハカ近郊でどうしても行きたかった場所がある
イエルベ・エル・アグア
石灰の混ざった湧水が滝になり
その石灰分が長い年月をかけて固まり
石の滝を作り出している場所
そのイエルベ・エル・アグアの含まれているツアーに参加
ツアー内容は
・世界一大きな幹を持つ木 トーレ
・メキシコ伝統の織物を織っている村を見学
・メキシコ伝統の蒸留酒メスカルの蒸留所を見学
・サポテカ文化の遺跡 ミトラ遺跡
・石灰水の滝と天然プール イエルベ・エル・アグア
1Dayツアーにしては太っ腹な工程だ
料金は1人180MX$(1050JPY)と格安
(平均200MX$くらいだった)
これに各場所の入場料がプラスされる
トーレ 10MX$
ミトラ 70MX$
イエルベ・エル・アグア 60MX$
入場料の合計 140MX$(810JPY)
一日の観光費用は320MX$(1860JPY)
かなり格安だ
しかもメスカル蒸留所では試飲もできるらしい
これはかなり嬉しい
朝、ツアー参加者の宿までのピックアップ後に出発
まずは世界一の幹を持つ木
まずは世界一の幹を持つ木
トーレ
さすがは世界一、かなり大きい
30人の大人が手を回してやっと届くほどの大きさ
ギネスにも認定されているらしい
その横にはメキシコらしい色使いの教会があった
しばらく走り次は織物の村を見学
この辺りの村は各家で織物を織り生計を立てているようだ
各家お抱えのツアー会社があるのだろう
糸を紡いでいく
ペルーでも同じような村を訪れたが
ペルーでは糸を紡ぐ際
コマを回して紡いでいたが
メキシコは機械(木製)で紡ぐようだ
遥かに効率的
糸に着色する方法はペルーと同じだった
様々な植物、果実などを練り合わせる
それぞれの組み合わせで色を作り出し着色する
南米もそうだが中米も
色の配色のセンスは独特で綺麗だ
織り機は世界共通なのかな
ここの家の主人は60年この織物を織っていると言っていた
設計図というのか織物のパターンは何にも記録しておらず
主人の頭の中にだけあるらしい
という事は織っている人の数だけ多彩な織物があるという事
このアメリカ大陸の旅もそろそろ終盤
家のリビングの為にラグを探しているので
いいラグに巡り合う事を祈るばかり
まぁ今の荷物じゃ持って帰れないんだけど…
次はお待ちかね
メスカル蒸留所
メスカルとはメキシコの伝統的な蒸留酒
リュウゼツランを原料とし蒸留する
リュウゼツランは約150種ほどあり
その品種によって味も質も変わってくるらしい
メキシコのお酒と言えば
「テキーラ」
そのテキーラもメスカルの1つ
テキーラ村周辺で造られる
アガベ・テキラーナ・ウェーバー・ブルーという品種の
リュウゼツランを使って蒸留されたものを
テキーラと言うらしい
要はブランドだな
テキーラ、テキーラと言って飲んでいるのは
確かにテキーラだけど
テキーラは酒の銘柄みたいなもので
酒の種類はメスカルってことだな
勉強になります
メスカルはウイスキーなどの蒸留酒のように
オーク材の樽で寝かせて熟成させるんだとか
蒸留仕立ては透明
年数が経つにつれ琥珀色に変化していく
試飲では
蒸留したて、半年、5年、8年と飲ませてもらった
さらにアガベ(リュウゼツラン)100%の上物も3種類
これは不純物無しの上等品で品種ごとに造られているそうだ
これがまぁ美味しい!
昼間っからこんなに頂いちゃっていいんですかね?
蒸留仕立てはまぁテキーラの様な感じだが
8年物はまろやか!!
まぁ美味しい!
上物3種は本当に植物の味がガンガンにする
まぁ美味しい!
ついつい8年物を購入してしまった…
次に向かったのはサポテカ文化の遺跡
ミトラ遺跡
昨日訪れたモンテ・アルバンより新しい遺跡
幾何学模様のレリーフが非常に綺麗
ミトラとは死者の地という意味のミクトランからきているらしく
スペイン人が到達した時に
この遺跡はまだ機能していたらしく
「おぞましい光景を目撃した」
との記録が残っているらしい
これまた雰囲気の違った遺跡で
本当に幾何学模様が綺麗
しかしさすがに疲れてきた
最後はお待ちかね
イエルベ・エル・アグア
地球時間でできたこの石の滝
迫力がすごい
今も増幅中だろう
上から石灰水が流れ落ちてきていた
こういう自然の凄さを感じると
本当に人間ちっぽけに思える
いや、ちっぽけなんだけど
なんというか…
人生何年あるかわからない
でもその限られた時間の中で
できるだけいろんな景色を見たい
いろんなことを経験したいって思って
旅をしているけど
この滝は何万年か何億年か分からないけど
ずっとここに在って
これからもここで成長し続ける
そういう人生もまた楽しいのかも
とか、じっとしていられない時点で無理なんだけど
石灰の水は至る所に湧き出ていて
自然のプールを形成している
ここで泳ぐことも可能で
案の定、欧米諸国の方々は皆様泳いでらっしゃった
こんなに綺麗にプールになる?
これでツアーは終わり
後はオアハカの街に帰るだけだ
今日のツアーやっぱり1日に詰め込みすぎ
結構シンドイ(メスカルの飲みすぎもある?)
でも大満足!
お値段以上とか馬鹿らしくなるほど
お値段も内容も大満足でした
オアハカに帰ってきたら何やらお祭りをやっていた
みんな民族衣装を着て音楽を奏で踊りながらの行進
こういうパレード的なお祭りは見ていて楽しい
見ていたらそこら中からメスカルのおすそ分け
渡されたら飲むしかないではないか…
けど
もう今日はメスカルいらないです…
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