エクアドル3日目
クエンカからグアヤキルにバス移動
朝、宿を出る
その前に洗濯物を片づける
ペルー後半からの連続深夜バス移動で溜まりに溜まった洗濯を
珍しくランドリーに出していた
それが一斉に返ってきたからだ
しかし…
ズボンが1着見当たらない!
ランドリーに出してなかったのかと思い荷物チェック
見当たらない…
ランドリーに確認してみた
見当たらない…
これが思った以上に大事になり
当時の担当まで呼び出し全員でズボン捜索
見当たらない…
もうバスの時間が迫って来たので諦めて
「もういいよ」
と言って行こうとすると店主が
「それはダメだ!あと5分くれ!」
と言い、またも全員で捜索
運ぶ時にどこかに落としたのか
それともどこかに紛れ込んでいるのか
はたまた誰かが盗んだのか
結局見つからずタイムアップ
店主一同「申し訳ない、弁償するよ」
と言ってくれたがズボンの金額も覚えてないし
そこまで全力で探してくれたから
「ホントにもういいよ」といい出発
南米ではたまにズボンがなくなるようだ
クエンカからグアヤキルまでは約4時間
バスターミナルから無数にバスが発着しているので
当日でも乗る事ができる
エクアドルのバスの相場は1km 1USD程なのだが
グアヤキルまでは1人8USDと少し高め
ヨーロッパの街並みのようなクエンカを出発すると
すぐに景色が一変
あたり一面に広がるバナナ畑
さすがバナナ大国エクアドル
夕方になりグアヤキル到着
ここグアヤキルはエクアドル一の大都市
それ故治安が悪いとの評判
数年前の新婚旅行中の日本人夫婦タクシー襲撃事件
南米の中で比較的治安のいいとされるエクアドルでの事件
この事件は世界中でニュースになり記憶に新しい
正規タクシーを利用していての事件なので
防ぎようはないのかもしれないが
(様々な情報があり詳しいことはここには書かないが…)
とにかく油断せず慎重に行動
グアヤキルのバスターミナルはとにかく巨大
空港と隣接し、ターミナルの上階にはショッピングモールまである
内部はかなり綺麗で清掃も行き届き
先進国顔負けのターミナルだ
エクアドルに入り思った事
こういった設備や街の感じ、人それぞれの配慮など
実は南米で一番先進国に近いのではないか
(チリは唯一の先進国とされているが…)
チリなどと比べても遥かに人々の暮らしぶりがかなり近代的だ
ターミナルを出てタクシー乗り場へ
タクシー乗り場でタクシーの運用をまとめている係員に
宿の住所を見せる
どうやらわからないらしく運転手と話し合いをしている
あっちじゃないか?いや、こっちだろう
そんな会話の後、場所がよく分からないから7UDSだ!と言ってきた
前途の事件の例もあるので
(五つ星ホテルから高級レストランへ
往復で依頼したタクシー代が高いと往路後に揉め、
復路のタクシーをキャンセル)
(復路で流しのタクシーに乗り事件が起きた)
(一部の噂では揉めたタクシー運転手が情報を流したか?とも言われている)
ここで金額を交渉して揉めたりするのもよくない…
安全を買うという事でOKし乗車
この日は軽い夕食後そのまま就寝
エクアドル4日目
治安が悪いとはいえ何もしないのももったいない
日中は人通りも多く、場所を間違わなければ
そこまで治安も悪くないとも聞いていたので
少し観光することにした
まず徒歩で向かったのは丘
サンタアナの丘
グアヤキルの街が起こった当時から
この場所には人々が住んでいたという
グアヤキルの最初からある地域の一つ
444段の階段を登りきると
グアヤキルの街を一望できる場所へ
サンタアナの丘があるラス・ペーニャス地区には
南米らしいカラフルな壁とトタン屋根の家がたくさんあり
このサンタアナの丘の階段両脇には
そんなカラフルな家のレストランや土産物屋などが
軒を連ねており…
実際行ってみた時はほとんど閉まっていた
この地域、少し前まではかなり治安が悪い地域だったらしい
反対側の丘は現在も観光客の踏み入れはタブー
現地人でさえ用がなければ近づかない地域
現在は治安対策が進み
このサンタアナの丘側は比較的治安がよくなったとされている
が
行ってみて思った事は
治安が良くなったではなく
警官が多数この丘に配備されている為
治安が保たれている、といった印象
住んでいる人々の目つきが少しそれを物語っていたように思える
階段を登りきると
教会と灯台がありグアヤキルの街を360°見渡せる
灯台には登ることもできる
右の旗がエクアドル、左の旗がグアヤキル、中央が教会
変な奴がど真ん中に鎮座していた
サンタアナの丘を降りグアヤキルの街を徒歩で南下
この地域を離れた途端に大都会
街行く人々の数も増大する
サンタアナの丘から1kmくらいか
セミナリオ公園にやってきた
この公園の横にグアヤキルの大聖堂がある
メトロポリタン大聖堂
ネオゴシック様式のこの大聖堂は1924~37年に建てられた新しい大聖堂で
最初の大聖堂は先のサンタアナの丘に建っていたが1692年に焼失
数度の建て直しの後、今の大聖堂が建てられたそうだ
中はステンドグラスが美しい見事な大聖堂
大聖堂が面している公園へ
セミナリオ公園
通称イグアナ公園
そう、ガラパゴスに行かなくても
見る事ができてしまった
この公園のイグアナは人馴れしている為
逃げもしないし、触ることもできる
たまに噛むらしいが餌をあたえることもできる
ガラパゴスでは動物に触れることは禁じられていて
「触れないで!近寄らないで!」
と怒られ気味に言われるらしいが
ここではそんなことは一切ない
気が済むまでイグアナと戯れることができる
しかし夥しい数のイグアナとハト
以上、グアヤキル観光
そう、そんなに観光場所がないのもグアヤキル
グアヤキルにはリマのように専用のレーンを走る路線バスが走っていて
料金は一律0.25USD(0.3USDとの噂もあり)
専用のカード(2USD)にチャージして乗る
その路線バスで帰ってもよかったのだが
走っているバスの車内を見てやめた…
南米版SUICAカード集めを密かに楽しんでいたのだが
あの車内を見てしまっては…
灼熱の中エアコンの効いていないであろうオンボロのバスに
パンパンに詰まった人々…
帰りも徒歩で宿まで帰宅
治安面での心配とは裏腹に楽しい街グアヤキル
ツーリストとして守らなければいけないもの
油断せず慎重に行動、金目の物は持ち歩かない、チラつかせない
目立った行動を慎む、夜間行動はしない、など
それらを気を付ければそれほど危険ではない気がする
他の南米の都市と変わらないくらい
(日曜日のブエノスアイレスとか特殊な例を除いて)
明日からいよいよガラパゴス
ダーウィンの進化論を思い出しながら
生命の進化の神秘に触れてきます

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