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キューバの田舎へ 世界遺産の渓谷を有するビニャーレス

キューバ3日目

ハバナの街から少し田舎の方に行ってみる
世界遺産の渓谷を有する街

ビニャーレス

ハバナからはコレクティーボで移動
1人20CUC
コレクティーボと言っても
今までのコレクティーボとは少し違う

そう、ここはキューバ
コレクティーボもクラシックカーなのだ

乗客6人を乗せた真っ赤なクラシックカーで出発
ハバナの街を離れると
すぐに田舎の風景が現れる

贅沢にもクラシックカーで移動する事約2時間
ビニャーレスに到着



ここには雄大な自然が広がっていた
数多くの固有種が生息し
カルスト地形からできた美しい景観の麓で
タバコなどが伝統的な栽培方法で栽培されている

町自体は小さな町
賑わっているのはメイン通り1本のみで
観光客用のレストランなどが立ち並ぶ
その他は特に何もない田舎町だ

この町のほとんどの家が
CASAを営んでいるのではないかと思うほど
そこらじゅうCASAだらけ

ハバナでお世話になったCASAの主人に
ビニャーレスのCASAを紹介してもらった
しかし、この日は予約があり宿泊できないとの事
たまたま遊びにきていた娘さんの家も
CASAをやっているので
そちらに泊めてもらう事にした
1泊25CUC

ビニャーレスはハバナに比べて少し物価が安い
(メイン通りは観光客値段の為ハバナより高い…)
1.5CUCのモヒートを呑んで
キューバの田舎風景を楽しむ

夕方になり天気が悪くなってきた
と思ったらいきなりの大雨
キューバは現在雨季に突入中
明日天気大丈夫かな?


キューバ4日目

朝から雨
というか昨日の晩から降り続いている
10時頃ようやく雨が上がったので行動開始

ビニャーレス渓谷を乗馬で周れるようなので
今日は乗馬
4時間20CUC
と、とんでもなく破格

ガイドが馬を連れてきた
物静かなガイドは到着するや否や
「よし、行こうぜ」

い、いきなりですか?

馬に乗り渓谷を目指す
しかし、昨日から降り続いた雨により
渓谷に行く途中の川が冠水

仕方なく違うルートで楽しむ



乗馬は人生で2回目
ホントに楽しい
馬に身体を預け揺られる
馬のリズムに合わせれば
全然疲れない
進む方向や速度など
しっかりと言うことも聞いてくれる

馬があれば車なんていらないな

いつか自分の馬を飼いたいな



ビニャーレスはいいところだ
住民たちが自ら放牧し、農業し
余分な物がほとんど見当たらない
壊れたものは例え家でも自分たちで直す

人生最後はこんな生活がしてみたい

途中
コーヒーのプランテーションと
ラムの蒸留所
蜂蜜の栽培所に立ち寄った

コーヒーもラムも蜂蜜も
ここビニャーレスの独特の地形によって
特別な物ができるらしい

コーヒーはそれこそ普通
キューバ自体高度があまり高くないので
他のコーヒーには負けてしまうのか

しかしラムと蜂蜜が絶品だった

蜂蜜はこの地域に生息している変わった地蜂
(地中に巣を作る蜂)
蜂特有の針を持ってないことから
地元民はAngel bee (エンジェルビー)と呼んでいた
その蜂蜜が口当たりまろやかで絶品

そしてラム

このラムを作っている蒸留所は小さく
年間生産量が少ない為
ほとんどビニャーレスでしか買えないらしい
そして今まで数々のラム品評会で
グランプリを取っている

などの事からキューバからの国外への持ち出しが
1人1本までと制限されているほど

これが…絶品絶品

美味すぎてついつい購入


次はキューバ、ビニャーレスらしく
葉巻の生産工場を見学




タバコの葉を収穫し約3ヶ月間乾燥させる
そして、その葉は一度政府に送られる

キューバは社会主義国
葉巻の生産も政府が管理している
政府側で約6ヶ月間乾燥され
もう一度生産所に戻ってくる

そしてもう一度3ヶ月間乾燥

この過程を経ることにより
葉巻の奥深い香りと味わい
そしてニコチンを70%(80%だったかな?)
カットするという

タバコの葉を房ごと刈り取り乾燥させる
上の葉に行くほどキツくなる



実際に葉巻を巻く作業を見学させてもらった
というか、似合いすぎて怖いよキューバ人

サービスで1本吸わせてもらえた
さすが本場
こんなに味わい深い葉巻は初めて
といっても
葉巻なんてそんなに吸った事ないので

おぉこれが本来の葉巻の奥深い香りと味わいか

と分かる程度
まぁ昔吸った葉巻よりも格段に美味しかった
という感想の方が正しい

キューバ
ホントにいい国
すでにもう一度訪れたい



馬に乗り ボチボチ歩く 田舎道


はい、いい俳句ができたところで

翌日ハバナに戻り
翌々日急用があり一度日本に帰国
(アメリカを車で横断するはずが免許を忘れた…)

そしてこのブログを書いている翌日に
またアメリカへ

ロスから入り東へ向かって走ります
ついに北米
そしてヨーロッパ

どこまでお金が持つのか…


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