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アイスランド1周の旅 その1

アイスランド1日目

ついにヨーロッパ上陸

それにしても

寒いっ!!


7月といえば夏のはずが
平均気温10℃

到着日の今日は雨が降っている為7℃

想像以上に寒いぜアイスランド


これから始まるヨーロッパ編
個人的に早くもハイライトなのです

パタゴニアと同じように
死ぬまでに訪れたかった国

想像を絶する美しい自然を有する国


美しい自然を守る為
必要以上に手を加えず
ほぼそのままの自然が残っているこの島国を
またもレンタカーを借りて
贅沢にも1周したい!

という意見をほぼ押し切った形でやってきた
(妻は予算と日程が押している為1周はしないと言っていたのだ…)

しかしアイスランドは馬鹿みたいに物価が高い事でも有名
(1ISK=1JPYなので以下JPYで表記)

サンドイッチ1つ1,000JPY
ハンバーガーやパスタは1つ2,000JPY
ピザ1枚3,500JPY

もちろん宿もべらぼうに高い
なのでレンタカーで周りつつキャンプ&車中泊
これが一番安そうだ

キャンプ場は相場が1人1,200JPY~1,500JPYくらいらしい
2人で1泊平均3,000JPYくらいか

レンタカーは予約したのが直前だったので割高…
まぁ仕方ない…
借りたのはTOYOTAの超コンパクトカー
車中泊には狭いが仕方ない
それが一番安い

と思ったら同じ料金でグレードアップしてくれた!
SUZUKIのスイフト
まぁ狭いけどこれなら2人共横になって寝れそうだ

レンタカーの保険については
調べれば調べるほど
アイスランドのレンタカー会社の口コミが悪い

「保険に入っていなかった為多額の請求を受けた」
「保険の説明が不十分で2重に保険に入らされた」
「軽めの保険に入っていたが小さな傷で負担額の
最大額(30万)を請求された」
などなど…

そして飛び石の問題もある
(アイスランドは未舗装道路が多く飛び石被害が非常に多い為
飛び石保険というのがあり、これに入っていないと後で後悔するらしい)

後々もめるのも嫌だ
(2人とも英語が喋れないし…)
という事で何が起きてもZERO保険に加入
結局5日借りて60,000JPYくらいになってしまった…

ガソリンは210JPY/1Lほど
スイフトなら15km/1Lくらい走るだろうから
1,500km走るとしてガソリン代が21,000JPY

レンタカー代+キャンプ代+ガソリン代

60,000+15,000+21,000=95,000JPY

ざっと見積もってこれくらいか
後は食費と観光費(アイスランドはほとんどタダ)


さぁレンタカーも借りたし
いよいよスタートだ

免許を取って以来(約15年ぶり)となるマニュアル車

早速エンストしましたよ!




アイスランドは北海道より少し大きい程度
(そうは見えないけど…)
1周約1,300km程だ

ルートは週間天気を見ながら反時計回りに決定
さぁどんな景色が見れるだろう




まずはアイスランドを訪れた人がほぼ間違いなく行くという
”ゴールデンサークル”
と呼ばれる場所
観光の目玉がサークル状に集中している為
こう呼ばれているようだ

その中からまずは地球の割れ目に向かった

シンクヴェトリル国立公園


世界遺産にも登録されているこの場所は
アイスランドの歴史にとっても重要な場所

9世紀頃ノルウェー王に服従することを拒否した人々が
アイスランドに移住
その頃は民族をまとめるリーダーや王などは存在していなかった

争いや決議の為議会が必要と判断した人々は
この場所で毎年議会を開催することを決め
シンクヴェトリル(議会の場所)と呼ばれるようになったそうで

アルシングと呼ばれるその議会は
一時期中断してはいるものの
現在も場所は変わっているが(レイキャヴィク)行われていて
世界最古かつ今も継続中の議会だそうです


地球の割れ目

ユーラシア大陸プレートと北米大陸プレート
大半が海中に見られるこの2つのプレートによる割れ目
現在も年間2.5cmづつ広がっているそうだ


アイスランドで地熱活動、火山活動が活発なのもこの為らしい


その地熱活動によって起こるのが
日本にもある間欠泉


地中にある水が地熱によって温められ
水蒸気となって地下空洞内の気圧を上昇させ
その圧力によって水や水蒸気が噴出される

ストロックル間欠泉

かつてはすぐ隣のゲイシール間欠泉が活発で
噴出の高さが120mを超えていたというが
現在は活動を停止(たまに噴出するらしい、最近では2012年)
隣のストロックのみ断続的に活動しているらしい


さて、ついにやってまいりました

セリャランズフォス


昔ここの写真を見た時
あまりにも幻想的で
CGで作られた映画かゲームの世界だと思ったことがあった

調べてみるとアイスランドに実在する事がわかり
それ以来アイスランドに行きたくて仕方がなかった

まさかホントに見れるとは…

写真で見て何度も何度も想像していたよりも
遥かに幻想的で美しい!


この滝の近くにキャンプを張り
結局3時間くらい居た

思っていたよりもかなりデカい!
手持ちの機材では思っていた構図で撮影できず…
でも諦めきれないので
最終手段!
分割して撮影
日本に帰ってからパノラマ合成を試みる
上手く撮影できていますように…


ようやく日が暮れてきた
現在23:00
この時期のアイスランドは
日の入りから日の出までが4時間しかなく
空は暗くならない
ずっとマジックアワー状態
(白夜ではないらしい)

それにしても…

美しすぎる!!



アイスランド2日目

目覚めは8:00
といっても日の出から5時間が経過しています


ウシさん、おはようございます


セリャランズフォスから少し車を進めると

早速、絶景

スコゥガフォス

この滝の脇から
2010年に噴火したエイヤフィヤトラヨークトル火山への
アプローチができる
エイヤフィヤトラヨークトルは普段は氷河に覆われていて
約200年周期で噴火している
現在までに4度しか確認されていない火山

見てみたいけど時間もないし今回はパス…


滝にはダブルレインボーが


アイスランドにはルピナスの絨毯がそこら中にある
たまに見かける紫色の山
かと思ったら一面ルピナスに覆われた山だったり

 米軍の墜落機


火山島を象徴する
玄武岩の洞窟


その玄武岩によって作られた
黒いビーチ、その名も

ブラックサンドビーチ


日が暮れてきた頃
小さな教会に立ち寄った

ホフスキルキャ教会

伝統的な草屋根で建てられた教会
森が少なく木材が希少なアイルランドの伝統建築


日暮れ前、氷河から流れてくる流氷が漂う湖に到着

ヨークルスアゥルロゥン氷河湖

この奥の氷河で冬場
氷の洞窟探検ツアーが開催され
あの有名な真っ青な氷の洞窟に行くことができる
開催期間は11月から3月
次回は冬だな…と思った瞬間だった




夕日に照らされ幻想的だ

この時間は風もほぼ無く
時間が止まったように静かな時間が流れていた



氷河湖から海へ流れ出る川の河口には
砕けた氷河が流れ着く


その氷河が照らされてまるで
ダイアモンドのように煌めくことから

ダイアモンドビーチ

と呼ばれている


今日はもう少し足を伸ばし距離を稼いでおこう
氷河を見ていた時から2時間
まだ日が沈まない



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