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人類の負の遺産 アウシュビッツ=ビルケナウ強制収容所に行ってきた

ポーランド2日目

ワルシャワからポーランド最大の目的地クラクフへ移動

車中
外は雲行きが怪しい
と思ったらすぐに雨が降り出した
向こうの空では稲光が頻繁に空を光らせている

あまり距離は離れていないのだが
渋滞のせいで約8時間の移動
到着したのは21時を回っていた

そして雨だ

そのまま宿に直行し就寝

ポーランド3日目

5時に起床
早朝起床したのには意味がある
今日はクラクフの街からバスで約1時間
人類の負の遺産
アウシュビッツ=ビルケナウ強制収容所
を訪れる為だ

入場料は無料なのだが
時間指定のガイド付きツアーに参加するか
ガイドツアーが行われるまでの数時間の間に
ガイドなしで入場するかのどちらか

基本的にはWEBでの事前予約が必須
当日券もあるが
その日の予約分の余りのみ

予約をしていなかった我々は始発のバスで向かい
当日券狙いなのだ




まだ暗い外から聞こえるのは激しい音…

どしゃ降りだ…

「今日アウシュビッツに行くのは諦めよう…」

そう言ってもう一度深い眠りに入った

昼前にようやく目覚める
外は雨は上がっていたものの
どんよりとした暗い空

最近の悩み
ヨーロッパに飽きてきた感
が邪魔をして観光する気が起きてこない…

重い腰を上げて街観光


クラクフはポーランド第3の都市で
歴史のある街でもある

昔からユダヤ人が多く住み
その為第二次世界大戦時にはユダヤ人ゲットーも建てられた
映画「シンドラーのリスト」で有名な
オスカー・シンドラーの工場もこの街にある

戦火を免れた旧市街は世界遺産にも登録されており
ヴァヴェル城、聖マリア教会、織物会館などが有名


でも…やっぱり曇り空は気分が乗らない…
今日は休養日にするとして
早々に宿に帰ってきた

ポーランド4日目

昨日の天気が嘘のように晴れた

昨日の如く早朝に起床し
バスターミナルから始発のバス(6:20)に乗り
アウシュビッツを目指す

約1時間で到着したが
当日参加を希望する列はすでに長蛇の列
それでも予想以下だ
もっと並んでいるかと思っていた

しばらく並んでいると
係員がやってきて
「ガイドなしならすぐに入れるぞ」と言う
ガイド希望の当日券を待つ人々を列に残し
難なく入場する事ができた
(たまたまだったのか?)

アウシュビッツ=ビルケナウ強制収容所

(写真はビルケナウ収容所に向かう線路から)

人類の負の遺産

第二次世界大戦時
ドイツ第三帝国 通称”ナチス”による
ホロコーストと呼ばれる人種差別による絶滅政策と
強制労働により、最大級の犠牲者を出した強制収容所


重々しい空気が漂うこの場所は
150万人が犠牲になったとされているが
正式な数は今も分からない


あまり詳しく書き始めると気が滅入ってくるので
詳しく書くことは辞めるが

広島や長崎同様
地球で起きた最大級の戦争
そしてそれが作り出した
人類の負の遺産という
誰しもが学ばなければいけない場所の1つ


ココは様々な国籍、人種の人々が訪れていた

親身になって見学している人
涙を流している人
飽きてしまったのか…あくびをしている人

西洋人、東洋人、アフリカ系やアラブ系
もちろんユダヤ系の人々もいる

広島の平和記念館はそんなにいるかな?
こんなに多種多彩の人々は来ているのかな?

やっぱり思う事は

被害者、加害者
戦勝国、戦敗国
戦争を始めた国、巻き込まれた国
侵略した側、された側

様々な状況がある中で
どういう思いでココに来ているのか
そしてどう思っているのか

日本人、特に広島や長崎の人々がアメリカに対し思う事
中国や朝鮮が日本に対し思う事
東南アジアの人々が思う事
ポーランドがドイツに対し思う事
西欧諸国がドイツに対し思う事
東欧がドイツ、ロシアに思う事
ベトナムやカンボジアがアメリカに対し思う事
中東諸国が他の中東諸国に思う事

まぁ上げだすとキリがないけど…

結局昔の人がやったことだから
自分たちには関係ないから

そう思っている人はかなりの数いるはず

昔の事だけど許せるはずはない!

そう思っている人もかなりの数いるはず

朝鮮人が日本に対し異常に反応するのもわかる

まぁアレは嘘や間違った認識を真実とし
あたかも真実であるかのように世界に喚き散らすから
厄介なんだけど

真実を学び、理解するくらいは頭はいいはずなんだけどね

まぁあれは民族性か
自分たちが全て正
正解なら喚き散らし不正解でも喚き散らす
明確なルールの存在するスポーツですらそうだもんね

それは置いておいて…

結局何が気になるかっていうと

確かに第二次世界大戦は人類史上最も大きな戦争
まだ70年前
比較的新しく、それ故フューチャーされやすい

けど、人類の歴史上
戦い(戦争)のない時代ってあるのか?
一度も征服した事がない国
一度も征服された事がない国ってあるのか?

文明が栄え、衰退し、新たな勢力が筆頭し
衰えた文明にとって代わる

それの繰り返し

朝鮮人が日本人を嫌う
ユダヤ人がドイツ人を嫌う(知らないけど…)

じゃあ
南米の人々は?
スペイン人を嫌う?
東南アジアの人々は西洋人を嫌う?
アフリカの人々は?
アメリカの先住民は?
オーストラリアのアボリジニは?

中国なんて4,000年繰り返している事
西洋も同じ、いやもっと古いか?

きっとアフリカや南米も同じ

あの大戦ではドイツと日本が確かに悪い
主に攻め入って侵略していたから

だから

ドイツ人が
「あれはナチスのやった事、僕たちはナチスじゃないから」
と言って許されるのか?

日本人が
「あれは軍部の暴走で…」
と言って許されるのか?

そんな事はないはず

全員が悪いって訳じゃないけど
ナチスを第一党に選んだのは誰?
天皇だなんだと言葉を信じて突き進んだのは誰?
ってことになる

みんな昔の事を心に留めて
寛大な気持ちでいるから現代が成り立っている

だからこそ
そんな事を今でも言うなら

じゃあ現在の国々がだいたい今の領土になる前は?
朝鮮半島なんて3つの国だったでしょ?
アメリカなんて国ができてまだ250年でしょ?
その前は?ということになる

だから結局の論点がそこじゃないって事に気づいているのか

”もう二度と同じ過ちを犯さない”
という事

人種差別や核の使用など
先の大戦で起こした人類の過ち
本当に分かっているのか?
誰もが被害者なんだ

被害者の事を考えたうえで
加害者にならなければいい

まぁそれができないから人間なんだけど
みんな自分勝手だから

それができなきゃ世界平和は訪れんね…

って…またも…こんな話に…


見学終了後バスで街に戻ってきた
今日は晴れているので
昨日できなかった(気分的に)少し観光

聖マリア教会

教会内部がメチャクチャ綺麗
残念ながら内部は撮影禁止

最近の謎

こういう歴史的な遺産などは撮影に関して
フラッシュ禁止が多い
でもフラッシュ焚いちゃう人が多すぎる
多分カメラの使い方が分かってなくて

だから撮影禁止になる
気づかずに撮影しようもんなら起こられる

けど禁止マークがカメラに斜線だから
みんな携帯(スマホ)で撮影する
しかも最近のスマホにはフラッシュが付いている機種が多い
もちろんフラッシュ焚いちゃうヤツが多い
使い方分かってないから

けどスマホは怒られない

なんだかなぁ…納得がいかない…

撮影してもいいけどフラッシュ使用で
多額の罰金とかにしてくれればいいのに


にしてもヨーロッパの広場には大体どこの広場も馬いるね
この広場に織物会館という
中世から残るアーケードがある

昔からこの地域は西洋各地から織物が集まってくる
商業の中心地だったらしい
だから”織物会館”

現在はお土産物などが売られていた



街行く馬


旧市街へと続く門
(まぁ逆から来たんだけど…)


門の内側の城壁では絵が売られていた


けどこの絵…
全部おじさんが描いた絵じゃないよね?
作風が違いすぎる!

以上観光終了
明日はチェコに向けて移動

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