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リトアニア 世界遺産の旧市街ビリニュスで思う事

リトアニア4日目

ビリニュスの旧市街を散歩


世界遺産に登録されているビリニュスの旧市街は
東欧では最大級の大きさ
そして何といっても教会の数が多い
めちゃくちゃ多い

旅をしていると西洋の文化ってのによく触れる
欧米しかり南米しかり
もちろんその中心である欧州も

教会もそのうちの1つ
結構な数の教会を見学しているし
これからもそれは続くのだろうけど
流石にお腹がいっぱいになってくる…

ホント贅沢な悩みなんだけど…
長い間旅をする事の
ある意味で代償なんだろう

外観だけ見て終わり、とか
中をちらっと見て終わり、とか
興味のある教会にしか行かなくなる

しまいには
入場料がかかると入らない、とか(←今ここ)

だからこの街はある意味
観光し辛い街
(今の状態ではね…)
これが単発の旅行とかなら全然違うんだろうけど…

ともあれ今日は観光だ

まずはリトアニアの近代の歴史に触れる

中世には絶大な力を持っていたリトアニアは
20世紀に入り負の歴史を辿る

第一次世界大戦時にはドイツ帝国の支配下に置かれ
その後ソ連に併合
NKVD(詳しくは書きませんが…)によって
市民4万人以上が逮捕、殺害された
と思いきや第二次世界大戦勃発
バルバロッサ作戦で
ナチスに占領され
今度は大量のユダヤ人の命が奪われた
戦後またもソ連に支配され
今度はインテリ階級の人々が逮捕、連行されることとなった
その後リトアニアの人々は
ソ連に対し抵抗を続けた結果
人民の敵とみなされ
数十万人が強制連行させられた

という負の歴史

ホントによく復興したと思う
ホントに凄い事

で、

その負の歴史の舞台の1つ
旧ソ連秘密警察
通称KGB
その本部として使われていた建物が博物館になっている

KGBジェノサイド博物館

KGBの恐怖圧制
そしてナチスのユダヤ人迫害をテーマに取り上げた場所

その恐怖を現代に伝える重要な博物館
絶対に学ばないといけない

多くの人々が見学に訪れていて学んでいた
本当にそういう事は大事なことで
歴史から学べ
という人類にとって重要な事

悲惨な歴史は繰り返してはならない!

しかし…

どうしてもこういう場所にくると思ってしまう事

”勝てば官軍、負ければ逆賊”
と昔から言われるが…

ホントにわかっているのか?全世界!

負けたアイツらは戦犯扱い
勝った自分らは英雄か?

勝った国、負けた国
やっていることはあまり変わらないぞ
というか同じだぞ

何かしら力を使ったら皆同じだ!

別に何かの肩を持つ訳じゃないけど
そういう事を考えている人って
世界に何人いるのかな…

まぁそれも人の歴史か…
昔から繰り返されている事か…

勝利者が正当化される
敗者の中には被害者ぶるヤツもいる
被害者の中にはここぞとばかりに被害者ぶるヤツもいる

全ての人が人を思いやればこんな事にはならないはずなのに
結局は自分が一番

その昔イエスや仏陀
ムハンマド(…はちょっと違うか?)
などの聖人と呼ばれる人がいくら説いたって
これが限界なのか?

人間…難しいね…

なんて朝っぱらから重く考えてしまった



さ、気を取り直して観光だ

もちろんこの街にも大聖堂がある
それもリトアニア大公国という
中世に権力を誇った巨大国の中心にある大聖堂


チラっと見て終了…

こんなんでいいのか…

次にやって来たのは
美しい外観が有名な教会

聖アンナ教会


なんと33種類のレンガを使い分けて建てられた教会で
その美しさから
かのナポレオンが
「フランスに持ち帰りたい」とまで言ったという逸話も残っているそう


内部は比較的シンプル
壁には壁画が残っていたのも印象的だった

そろそろ教会はお腹いっぱい
(まだ2つだけど…)
帰りがてら正ロシア教会にも寄ってみた


やっぱ全然違う
中の色使いがファンシー♪
ロシアって冷たそうなイメージなのに

ってちょっとテンションを上げてみたけど
やっぱりお腹いっぱい

これにてビリニュス終了
(あ、そういえば王宮の博物館は楽しかった!)



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