モロッコ4日目
フェズを出発
モロッコの国営バスCTMに乗り約4時間
シェフシャウエン(シャウエン)に到着
カラフルな町は世界中に多々あるが
青い町と言えばこの町
シェフシャウエン(シャアウエン)
最近人気のモロッコ北部の山岳にある小さな町だ
到着したのは16時頃
バスを降りて早速タクシーの客引きが群がってくる
それでも今日は日曜日
これでも少ない方なのだろう
宿まで約1km
メディナ(旧市街)にあるリアドを予約してある
しかしシャウエンは山岳の町
なかなかアップダウンのキツイ坂の町だ
モロッコはタクシーが安いので
タクシーで近くまで行こうと思っていた
ドライバーの提示してきた金額は30MAD(360JPY)
ここまでの街で3km15MAD(180JPY)で乗ってきた我々には
高すぎる金額
観光客にはボッた値段を吹っかけてくる
相場がいくらなのかはわからないが
明らかに高すぎる金額
だって1/3の距離で倍の値段なのだ!
値切り交渉をしたがドライバーも譲らない
そうこうしているうちに他の客を捕まえ走り去っていくタクシー達
一緒に乗ってきた欧米人、西洋人、中国人は
そもそも安いタクシー代などケチらないのか
明らかに相場よりも高い金額で
交渉もせずにタクシーに乗り込んでいく
今日は日曜日
タクシーの台数も少ない
そうすると起こってくる状況は
タクシー代をケチる日本人バックパッカーが取り残される
あたりからタクシーが消えた…
しょうがないので歩くしかない
見るからにかなりの斜度の上り坂…
我々のバックパックは2WAY仕様
キャリーバック兼バックパック
背中のジッパーを開けると
直ぐにバックパックに変身する代物だ
こんな斜度の上り坂を約25kgのキャリーを
ゴロゴロ引きずるのはかなりシンドイ
久しぶりにバックパックにフォームチェンジ
上り坂では背中に背負うと幾分楽になる
でもシンドイのはシンドイ…
そして宿に向かう途中に商店街のような場所を通った
案の定ウザいよ…モロッコ人
こっちは25kgのバックパックと10kgのサブバック
合計35kgを背負ってるんだ!
お土産のキーホルダーやピアスなど
見るはずがないだろう
そしてココにもいた
”道案内してあげるよ”
という商売
”いろいろ知ってるから何でも聞いてよ”
聞くわけがない
今の状況なら特にね!!
タクシー代をケチらずに素直に乗っておけばよかったと激しく後悔
やっとの思いで宿に到着
疲れ度はMAX
もう今日は何もしたくない
しっかりと休息を取り
晩御飯に出かける
ついでに町を軽く散策
(結局動く…)
おぉぉぉお
さっきはいっぱいいっぱいで周りはあまり目に入らなかったが
ホントに青い!!!
明日に期待!
明日の作戦はこうだ!
非常に小さいシャウエンの町には
観光客が結構いる
勿論地元の人々もいる
地元の人々は観光客相手に商売している人も多く
日中から夜にかけて
小さい町には人と店がひしめき合っている
これではゆっくり撮影なんてできない
(いや、活気のある撮影は出来るけどね)
そしていいスポットには
勿論観光客がワンサカいる
そしてさらに最近中国人にも人気らしく
かなりの数の中国人がいる
彼らは空気を読むとか
そういった関連の事ができないので
”順番に並ぶ”とか
”ある程度で次の人に変わる”とか
そんな事できるはずがない
(これは欧米西洋人も一緒か)
結局他人に気を使っているのは日本人だけ
それもちゃんとリスペクトの心を持った…
日本人の心を持った日本人のみ
最近ではそんな日本人の心を持っていない
もしくは忘れた人が多い
だって損するから!
でもそれは多種多様化した現代では
普通の事なのかもしれない
明らかに外国人と接する事が増えたし
”長いものに巻かれろ”じゃないけど
そういった文化(?)や自己主張とか
当たり前のようになってきていて
最早それが世界の常識なのかもしれない
でもそういうのは好きじゃない
日本人として誇れること
それを忘れたら何になる?
どこで何があろうと自分たちが一番の
横暴なる欧米西洋諸国と一緒?
周りのことなど気にもしない
身勝手な大陸東側の諸国と一緒?
俺は嫌だね
日本に生まれてよかったし
これからも日本人であり続けたい
と、話はそれたが(得意の)
まぁ個人の旅行日記なのでいいでしょ?
で、
その対策として
日の入りと日の出が遅いモロッコは
人々の活動時間も少しゆっくり
人々が動き出すのが9時頃
この時期(9月)日の出が7時頃なので
日の出と共に行動開始
店は閉まっていて
人々の往来も少なく
観光客も比較的少ない
(まぁみんな同じこと考えているだろうけど…)
7-9時の2時間が勝負となる
では、明日に備えて寝る
モロッコ5日目
日の出と共に起床
少し出遅れた…
でもまだまだ時間はあるだろう
外に出て気付いた
子供たちの通学時間とダダ被りだ!
でも予想通り人の往来は少ない
観光客も少なめだ
早速歩いてポイント探し
昨晩目星を付けておいた場所や
ネットやSNSの情報で判明している場所を目指しつつ
良い場所があるか探しながら向かう
イイ感じの路地
鉢の緑がいいアクセントになっている
水飲み場まで青い
シャウエンには結構こういう場所が多い
しかも飲み水だそうだ
町で売っているミネラルウォーターには
CHAOUEN(シャウエン)の文字が
近くに綺麗な水源があるんだろう
多分一番有名なポイント
だいたいシャウエンの写真
(雑誌やSNSや広告)は
ココの写真が多い
行ったときには中国人親子が先に写真を撮っていた
ずっと撮っている…
順番待ち
我々の後ろに欧米人が並ぶ
ずっと撮っている…
痺れを切らした欧米人が我らを抜かし
中国人が撮っている中へズカズカと入っていき
セルフィー
ムッとする中国人
もう何が何やら…
世界中の人間全員勝手こきか!!
しばらくして欧米人は去り
流石の中国人も撮影終了
でも階段から退こうとはせず
階段の真ん中でスマホをイジリダス
待ってる人がいるのに…
だからカメラを構えて軽くけん制
でも、退いてくれないから
世界中で使える必殺の言葉
"Excuse Me !"
みんなこれ言えば何でもイイになると思ってる
世界中で思うこと
理不尽なExcuse Meがホントに多い
自分に都合の悪い時に
他人に対して使っている
英語喋れないけど
絶対使い方間違ってるよ!!!
だから滅多に使わないし使いたくない
最終手段
まぁこんな俺が間違っているんだろう
そうなんでしょ?世界よ…
まぁ今は埒が明かないのでしょうがなく使う
すると
「Oh! Sorry~」
だって…
最初から気づいてただろうよ!
それともホントに見えてなかったのか?
だったら視野が狭すぎるだろ
それとも自分以外は見えてないのか?
中国人親子は階段を少し登り
視覚に隠れる
いや……見えてますよ!!!
…
ヤバい…
今日の日記は毒がいっぱいだ…
こんな事言っても信用性はないかもしれないけど
だから別に嫌いとか腹立つとかじゃなく
なんていうのかな…ムズカシイ…
こういう事ってどうしようもないし
広い心で見ていればいいんだけど
それがムズカシイ
こういうのが蓄積されていくと
たまにこうやって爆発するという…
もっと広い心を持たなくては…
と、常々思う
気を取り直して
こっちの場所の方が好きだな
そしてこの時間から観光客が増えてきた
欧米西洋人、中国人、そして日本人
さっきのポイントも今や列をなしている
社会不適合者はそろそろ退散
だってあんなに列をなしているのに
それを知らんふりしてキャッキャしながら
写真なんて撮れない…
身に染みる…現代世界との格差…
…広い心…広い心…広い心…
それにしてもホントに青い
いろんな記事(ブログ)とか
町行く日本人の会話を聞いていると
「もっと町全体が青いと思ってた」
「青いのは一部分だけで中途半端な所が多い」
とかを読んだり聞いたりしているけど
これが何とも自然体でイイじゃないか
濃い青のところ
淡い青のところ
塗ってる途中で止めたようなところ
むしろ白いところ
なんなら茶色いレンガのままのところ
全部塗っちゃうとこうなっちゃうから!
まるで着色された砂糖で作った砂糖菓子のように
(いや、これはこれで綺麗で好きなんだけどね)
なんて思いながら
何だかんだ結構楽しい
いろんな表情があって楽しい
とりあえず朝の目的は果たしたので
一度宿に戻って休む事にした
昼頃もう一度町に出る
シャウエンで多分唯一の有料スポットに行くために
町では店も開き人もかなり増えた
昼間は近くの街とかからツアーで来るのだろうか
中国人や欧米西洋人の団体が結構いる
町には粉の染料が結構売られている
いろんな色があるのになんで町は青一色なんだろう
理由ははっきりと解っていないが
何説かあるらしい
暑さ対策だったり宗教的な意味合いだったり
多分唯一の有料スポット
といっても5MAD(65JPY)
人ん家
玄関でお金を払うと入れてくれる
有料スポットだけあって
ココが一番だったな
人もいないし
あんま知られてないのかな?
そのうち
「これはいい商売だ!」
ってなってそこら中の家がこういう事やりそう
町から30分くらい軽いハイキングして
町の全体が見渡せる展望台に行ってもよかったけど
なんだか満足してしまったので
宿に帰る
宿の屋上テラスからでもいい景色が見れるので
これで良しにした
シャウエンは小さな田舎町
観光が主な収入源なので
ウザい人はウザい
マラケシュよりもウザい
(フナ広場は別として)
そしてこの町の裏の顔
この地方は大麻(マリファナ)の一大生産地でもある
町では「マリファナ?」とか「ハッパ?」とか
声かけてくるし
そこら中で吸っている
多分これが普通
モロッコ自体マリファナが合法なのか違法なのか知らないけど
普通にありふれている
それを目的に来るツーリストだっている
日本国では外国でも使用は禁止されているので
誘われてもやらないようにしましょう
もし外国でやる場合は自己責任で
ただし、あまり質は良くないよ
と、宿の人は言っていた
まぁそういう諸々を抜かせば
素朴でいい雰囲気のところ
さぁ明日は大移動
行き先はエジプト!
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